初冬の木津川界隈〜山背古道と甘南備山遠景

12月10日(金)「京田辺から木津川を越え井手の史跡を巡る 初冬の木津川界隈~山背古道と甘南備山遠景」終了しました。

風もなく、穏やかなハイキング日和でした。

JR三山木駅を出発、玉水橋を渡り、井手町に。

井手の玉川はヤマブキの名所として有名です。

新古今和歌集では「駒とめて 猶水かわん ヤマブキの、花能露そう 井での玉川 俊成」とあります。

また玉川は昭和28年の南山城水害で107名の犠牲者を出しました。

上流の大正池が決壊し、土石流が運んだ巨石が玉水駅にあり、自然災害の恐ろしさを後世に伝える、貴重な遺産となっています。

 

その後、橘諸兄公旧跡から小野小町塚を巡り、地蔵禅院に到着。

京都府の天然記念物に指定されている「しだれ桜」の老木と眼下に広がる対岸の景色は素晴らしいものです。

突然、お客様から「最寄駅はどこ?時間はどれくらい?道順は?」と聞かれ、体調不良かと心配しましたが、「サクラのころに友人と、また来てみたい」とのこと。ほっと一安心しました。

そして山城大橋を経てJR京田辺駅まで、無事全員完歩でした。

穏やかな日和に、快調なハイキングが楽しめた1日でした。