クラブツーリズム様ツアー ガイド(壽寶寺・観音寺・法雲寺・阿弥陀寺)

2022年11月24日(木)

名古屋からお越しのクラブツーリズムご一行様に
現地説明をさせていただきました。

南山城三十三観音霊場のうち京田辺の壽寶寺・観音寺・法雲寺・阿弥陀寺の4か所。
観音様を巡るツアーでした。
仏像がお好きな名古屋のお客様が中心で、女性の方がたくさん参加されていました,
お寺のご住職に興味深く多くの質問をされていましたよ。

壽寶寺では,2班に分かれ,
メインの千手千眼観音菩薩立像の説明をご住職の奥様にしていただく間に
我々ガイドは,もともと千手漢音があった恵日寺(廃寺)の話・山本の駅の話・鶴沢の池の話・壽寶寺の中の聖徳太子像(蓮華寺にあったと思われる)の説明を行いました。

大御堂観音寺では,国宝の十一面観音立像の説明をメインにご住職にお話いただき、
また、奈良東大寺の二月堂で行われる修二会に使われるお松明用の真竹が
この辺りから掘り出され寄進されているという竹送りの話を住職様にしていただき,非常に好評でした。

また、名古屋からのお客様でしたので,徳川家康もとても身近な歴史人物です。
神君家康の伊賀越え(本能寺の変の際、大阪 界より岡崎城まで引き返したルート)のお話も
この辺りの道を通った(という一説の)話をさせていただきました。

次に,法雲寺に行きました。平時は残念ながら観音様は拝観できないのですが
写真で観音像や地元の檀家様の熱意のお話しをしました。

最後に阿弥陀寺に行き,飯岡の蓮華寺(廃寺)にあった観音様を拝観しました。
その道中で,穴山梅雪(家康の家臣 伊賀越の際、一行のしんがりを務め、木津川あたりで殺害される)の墓を訪れ、近くの蓮華寺跡の説明をし,日本遺産となっている飯岡の茶畑にて皆様と別れました。

なかなか京田辺の観音様にスポットを当てて 
ツアーにこられるというのは珍しいことだと思います。

以前、お茶の京都DMOさんが「南山城の三十三所観音霊場 歴史探訪」の冊子を作成されました。
もちろん私どもも作成のための資料提供など、お手伝いをさせていただきましたよ!
これがきっかけとなって、多くのお客様に興味を持っていただき、
このようなツアーにつながってご案内できたことは、大変うれしいことです。
ありがとうございました!