木津川の渡し場巡り in 京田辺 ~渡し場あとを巡り木津川の今昔を考える~

2025年11月12日(水)

「木津川の渡し場巡り in 京田辺 〜渡し場あとを巡り木津川の今昔を考える〜」終了しました。

好天の下、木津川堤防上の京奈和自転車道(サイクリングロード)を歩き、7か所の渡し場・船着き場の跡地を巡りました。

途中、ランドマークである甘南備山や、遠くにそびえる名峰・鷲峰山を望みながら、大河・木津川と低山、そして天井川に挟まれた京田辺市の地勢や、秋の田園風景を堪能していただきました。

ガイドの主なテーマは、木津川沿いに点在する石碑などを手がかりに、かつての渡し船や河港の歴史・役割をたどることでした。

また、草内の渡しでは、徳川家康公の伊賀越えにまつわるエピソードを紹介し、古墳が点在する飯岡丘陵や横穴墓の遠景などもご覧いただきました。

一方で、近年多発する水害への対策として、市街地近くで大規模な樋門や排水機場の建設が進められている様子も見ることができました。


全行程は約7km。水運が栄えた太古から渡し船が姿を消した現代まで、木津川のほとりに暮らす人々の歴史と地域の移り変わりを感じることができました。

サイクリングロードということで、自転車の往来も多く、参加者の皆さんには「自転車が来ます」と声を掛け合いながら、安全に歩いていただきました。

終日おおむね日差しにも恵まれ、秋の心地よいハイキングを楽しんでいただけたことと思います。

ご参加ありがとうございました!