プチ講演会「藤原氏系図と紫式部の生きた時代」

2024年1月16日(火)プチ講演会(勉強会)1月「藤原氏系図と紫式部の生きた時代」

月1回の定例会前に行われる会員によるプチ講演会報告です。

                           

講師はたびたび登壇してくださる、走る男F氏。

大河ドラマとタイアップしたような、まさにタイムリーな勉強会。

紫式部の名はその作品・源氏物語の「紫の上」に因むもの、式部は父の官職名。

当時の女性は氏名で呼ばれて世に出ることはなく、官職名、部屋名、○○の娘(女)、○○の母であった。

固有名詞の特定個人名を指すことはなく、婉曲的表現かとも言われる。

ある説では「ねたみ」を恐れ、それを避けるためとか。

「藤原」といえば、摂政、関白排出の五摂家。

聖徳太子(推古天皇摂政)秀吉(正親町天皇関白)で官位、政務機能が理解できる。

ほかには「内覧」の語句も。

配布されたF氏手作り資料には、五摂家に至る冬嗣以降の「藤原氏系図」に摂政関白や官位、女性には妃、女房、女官も記載されており、

アナログ世代の我々にも、理解が進む。

講師F氏がまとめられた資料、解説をもとに「大河ドラマー光る君へ」への興味がさらに沸く勉強会でした。