管外研修「南都八景を訪ねる」

2024年3月15日(金)今年度第3回目の管外研修「南都八景を訪ねる」です。

素晴らしい晴天のもと25人の会員で管外研修を実施しました。

今回は少し赴きを変えて、NPO法人 なら・観光ボランティアガイドの会「朱雀」の案内で

「いにしえの奈良の名所 南都八景」を訪ね、「朱雀」との交流を通してガイド力の向上をめざしました。

「南都八景」とは、室町時代の「蔭涼軒日録」に登場する優れた風景(8つ)を選んだ風景評価です。

その八景は、「南円堂の藤」・「猿沢池の月」・「春日野の鹿」・「三笠山の雪」・「轟橋の行人」・「雲井坂の雨」・「東大寺の鐘楼」・「佐保川の蛍」です。

★時間の関係で東大寺の鐘楼と佐保川の蛍は見ることができませんでしたが、今まで訪れたことのない珍しい穴場を多数訪れることができました。

また、ガイドの方々の非常に詳しく丁寧で、「クイズ」や「ウイットに富んだ会話」を混じえた説明に感心しました。

研修後、「朱雀」の方と共に懇親会を行い、双方の情報交換や会員同士の親睦を図る有意義な一日となりました。(F氏)

★近鉄奈良駅前の行基さんの像の前を出発し、7箇所目まで巡って4時間余り。

普段は説明役のわたしたちが、奈良のベテランガイドの方の説明を聞きながら、ゆったりとそぞろ歩きをさせていただいた。

目に飛び込んでくる町並みと背景の山の景色は、歴史の香りして心地よく、傍に寄る鹿のあどけない表情を見ながら、ふと頬をなでる風は爽やかで、車の音さえうるさくは感じない。

なんと豊かなこと。心洗われる学びの体験となった。(K氏)