プチ講演会「巨椋池について」

2023年12月12日(火)プチ講演会(勉強会)12月「巨椋池について」

月1回の定例会前に行われる会員によるプチ講演会報告です。

今回の登壇者はM氏。実は京田辺だけではなく他のところでもボランティアガイドをされています。

巨椋池という池をご存知でしょうか?

今から60年~70年まで京都南の盆地の一番低いところに桂川、宇治川、木津川が合流する場所(現在、京滋バイパスの巨椋インターにその名をとどめるだけになりました)に甲子園球場の約200倍の広さの巨大な池と呼ぶより湖といったほうがふさわしいが池がありました。

巨椋池周辺は、すぐに浸水する土地のため農業には適さず、淡水湖であったため魚介類がとれ、漁業が中心だったそうです。

巨椋池の変貌は、伏見城を建てた秀吉による開発にはじまったと言われています。

また風光明媚な文人墨客に愛される景勝地であったようです。

しかしながら、繰り返される洪水の脅威のため、干拓することとなり、巨椋池は埋め立てられ農地へと化し、一大農業地帯となりました。

残念ながら巨椋池は消えてしまい、今では「幻の湖」となってしまいました。

巨椋池の名前しか知らなかった私でしたが、”幻の湖”への興味を掻き立ててくれた今回のプチ公演。

講師のM氏、ありがとうございました。