プチ講演会「山陽道」

2023年7月11日(火)プチ講演会(勉強会)

月1回の定例会前に行われる会員によるプチ講演会報告です。

今回は我がガイド協会の走る男・F氏より『山陽道について』と題しての勉強会がありました。

山陽道は、中国大陸や朝鮮半島への玄関口となる九州の大宰府と都を結ぶ交通路として、最も重要な道だったそうです。

奈良時代のルートをたどると、平城京から木津川沿いに北上し、河内国交野郡の樟葉駅を経て淀川対岸の摂津国嶋上郡の大原駅へ至り太宰府へと向かいます。

『続日本紀』には、都亭駅として山城国相楽郡に岡田駅、綴喜都に山本駅、河内国交野郡に樟葉駅が置かれたと記されています。綴喜都山本駅について『万葉集』の歌の話をされていましたが、歌心の無い私には子守唄でした。

壽宝寺の横に『山本駅旧跡』の石碑が建っています。最近遺跡調査で発掘をしていますが、山本駅は幻のままだそうです。今後の発掘調査に期待したいと思います。